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前回に引き続き、為末大さんの「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない~ 」を読んで、今回は本書で取り上げていた「自分なりの評価方法」持つことについて考えてみました。本書では、「自分なりの評価方法」のことを、自分で決めたランキングと表現しています。




為末さんは、勝つために「手段を諦める」ことが時に必要になると言っていますが、「勝つ」ことに関して、こう述べています。


(ランキングは)自分でない誰かが「こうしたら勝ちだと認めよう」と言っているに過ぎない。(中略)自分にとって一番大切なランキングは何かを決めるのだ。


そして


(自分のランキングは)毎日意識的に自分にとって大事なものを選択し続けることで、徐々に出来上がってくるものだ


とも、言っています。つまり、毎日あらゆる選択の場面で天秤にかけて、自分がしたいことや欲しいもの(=自分にとって大事なもの)を選んでいくことで、自分の評価基準が定まっていくのだそうです。

本来は、


人は、社会的な評価に影響を受けるものだ。


そうで、


一方、自分なりの軸を強く持った人は、仮に社会的な評価が高かったとしても、自分の感覚を信じる。


という。また社会的な評価は移ろいやすいので、社会的な評価のために努力しても、いずれは限界を迎えますが、自分の評価基準をはっきりさせれば、努力の方向性が決まり、自分の生きたい人生に日々近づけることができるのだそうです。

そして、為末さんは成功することだけが勝ちではなく、楽しく人生を過ごすことも勝ちだそうで、こう言及しています。


「今」に意識をおけば、じつは努力をしていること自体が報酬化している場合がある。「今が楽しい」という、その状態こそが報酬になっているのだ。


今を全力で生きれば、ネガティブなことを考える暇もないので、楽しくなります。日々を全力で生きるという努力をすれば、「楽しく人生を過ごす」という勝ちを手に入れることができるのです。

何を勝ちとするのかは、自分の評価基準が決めることで、その評価基準は日々の様々な選択の積み重ねです。そして、時には手段を諦めたりしながら、自分の思い描く「勝ち」に向かって、毎日を全力で生きていきたいです。



諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉



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