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土曜日の夜に嵐の櫻井翔主演の「先に生まれただけの僕」が放送されていますが、教育改革の一環として取り入れた「アクティブラーニング」を行った初日に生徒から「数学ってなぜ学ぶんですか?会社で二次関数とか使わないですよね。」という質問があり、これを機に数学・英語・理科・社会・国語の全教科の学ぶ意義について考えてみたので綴ることにしました。今回は数学編。


社会では数字で示さないと相手にされない

たとえアイデアがいいと主張しても、数字が伴わなければ誰も聞く耳を持ってくれないし、期日・予算・効果・利益などの数値に説得性がなければ意見は通りません。また逆に、いろんな誘いを受けたときに、これは信用できるのかどうかを見極めるひとつの基準として、数値に論理性があるかどうかを見極めなければならないでしょう。数字は社会全体で共有している評価基準です。この評価の仕方が、数値を論理的に導出するという「数学的なプロセス」にあります。評価の仕方が分からなければ、上司や顧客に対して説得力のある数値を示すことはできないし、逆に詐欺のような誘いに乗って損してしまう。また数値を論理的に導出するというのは、別の言い方をすると、正しい判断をするということになるでしょう。


関数やグラフ、方程式は判断力を養うための訓練

理系に進めば関数や方程式を使って研究活動する人や、研究開発職に就いた人は数学的知識が必須です。ただ、その場合でもシンプルな関数の問題や方程式の問題は現れません。数学の授業を通じて、「思考して答えを導く」プロセスを身につける必要がありますが、これは理系に限ったことではありません。「試行して答えを導く」というのは、「数値を論理的に導出する」訓練になっているのです。

普段の数学の授業や数学的な問題を解く際に「試行して答えを導く」ということを意識してみると、社会に出た時に「あっ数学が活きてる」と実感できるのはないでしょうか。