
今回は、AIで業務自動化を進める前にやっておくべきことについてお話ししたいと思います。
- 結論:いきなりClaude Codeは難しい
- なぜGAS・マクロから始めるべきなのか
- GASはGeminiとの相性が抜群
- 実例:請求書PDFをボタン1つで自動保存
- プロンプトのコツ:いきなりコードを聞かない
- まとめ
結論:いきなりClaude Codeは難しい
AI自動化に興味を持ち始めて、SNSで調べてみると、「Claude Codeをパソコンにインストールして、フォルダやファイルをAIで操作する」という方法を見かけると思います。
しかし正直に言うと、これはエンジニアやプログラマー以外の人にはハードルが高い。AIに聞けば教えてくれるとはいえ、根本的な知識がないとエラーが出た時の対処ができないし、なぜつまずいているのかも分からない。
だからこそ、まず取り組むべきはGoogleスプレッドシートやExcelのGAS(Google Apps Script)やマクロをAIで作ることだと思っています。
なぜGAS・マクロから始めるべきなのか
GASやマクロは、業務自動化の効果がすぐに目に見えます。設定してボタンを押せば動く——その手応えがモチベーションにつながります。
そしてGASやマクロを作って実際に動かすという手順は、Claude Codeのインストールや環境構築と比べると、難易度が格段に低い。
AIエージェントやClaude Codeを使いこなすには、GASやマクロで「AIが書いたコードを実行する」という体験が前提になります。 そこをすっ飛ばして高度な自動化に挑んでも、うまくいかないケースがほとんどです。
GASはGeminiとの相性が抜群
GASを作る際には、GeminiにAIで相談するのがおすすめです。GASはGoogleのサービスなのでGeminiとの親和性が高く、相談して返ってきたコードがそのまま動くケースが多い。
実際に私自身も、AIが登場する前からGASやマクロをよく使っていました。今ではGeminiに「こういうGASを作りたい」と伝えるだけで、すぐに使えるコードが返ってくることがほとんどです。
実例:請求書PDFをボタン1つで自動保存
僕が実際に使っているGASの例を紹介します。
スプレッドシートで見積書や請求書を作成した後、PDFとして保存してGoogleドライブにアップロードするという作業は、地味に手間がかかります。印刷レイアウトを調整して、PDF保存して、アップロードして——このフローをボタン1つで完結させるGASを作りました。
今はスプレッドシートに入力するだけで、請求書のPDFが自動的にGoogleドライブに保存されます。こういった「ちょっとした手間」を自動化するだけで、日々の業務負担は大きく変わります。
プロンプトのコツ:いきなりコードを聞かない
GASを作る際のコツは、いきなりコードを依頼しないことです。まず「要件定義」から始めましょう。要件定義とは、プログラムの設計図のようなものです。
手順のイメージ
今の業務フローをAIに説明し、「これを自動化するとしたらどんな設計になりますか?」と聞く。返ってきた設計を確認して、「このフローで自動化できそうだ」と納得できたら、「GASのコードを作ってください」と依頼する。部分的に修正したい場合は「この部分の要件をこう変えてください」と伝えてからコードを依頼する。
この順番で進めると、意図した通りに動くGASがスムーズに作れます。
まとめ
AI自動化を始めたいと思ったら、まずはスプレッドシートやExcelのGAS・マクロをAIで作ることから始めてみてください。Claude Codeのような高度なツールは、その先にあるものです。
小さな自動化の成功体験を積み重ねることが、AI活用を本当の意味で自分のものにする一番の近道だと思っています。少しでも参考になれば嬉しいです。それでは、素敵な一日をお過ごしください。