教えて!ケンフィー

誰もがデジタルを活用できる世の中に

Voicy新サービス「Voicy+」が抱える課題と今後への期待

Sponsored by GoogleAd

おはようございます、ケンフィーです。

今回は、2025年8月にリリースされたVoicyの新サービス「Voicy+(ボイシープラス)」について、私なりの見解をまとめてみたいと思います。

Voicy+とは? その背景にある経済的事情

今回発表されたVoicy+は、有料のサブスクリプションサービスです。

この有料化の背景には、近年の物価高やエネルギー価格の高騰によるサーバー運営コストや諸経費の増加により、Voicyの経営が圧迫されている現状があるとのことです。

これまでVoicyは、広告をつけずに快適な音声配信体験を提供してきましたが、今後はYouTubeのように広告を導入。
その代わり、広告なしで引き続き視聴したいユーザー向けにVoicy+を提供するという形です。
いわば「YouTube Premium」のVoicy版とも言えるサービスでしょう。

他社サブスクと比べて「機能が乏しい」現状

ただし、現時点でのVoicy+には気になる点があります。それは、「広告の非表示機能しかない」という点です。

たとえばYouTube Premiumでは、広告が非表示になるだけでなく、オフライン再生、バックグラウンド再生、YouTube Musicの利用といった付加価値があります。
またLINEのサブスク(LYP premium)でも、一部の友だちに異なるプロフィールを設定できる「サブプロフィール」機能など、実用的な特典が用意されています。

同様に、Chatworkやヘルスケアアプリ「FiNC」なども、広告非表示だけでなく、機能拡充とセットで有料プランを提供しています。

その点で、Voicy+は「広告をあえて導入し、それを外すために課金する」という構図になっており、ユーザー体験としての付加価値が十分に提供されているとは言えません。

配信者に対してマネタイズできない現状

もうひとつ、とあるVoicy配信者から「専用アプリでしか配信できない」「録音済みの音声ファイルをアップロードできない」という制約があると聞いたことがありますが、
今も変わっていなければ、音源の二次利用ができず、Voicyのためだけに音声を録り直さなければならないそうです。

もしこの状況が続くのであれば、例えば月額課金で外部音源アップロード機能を解放するなどの配信者向けサブスクがあっても良いのではないかなと思います。
実際、noteはこのあたりが非常にうまく設計されており、発信者は有料マガジンや共同マガジン運営のために課金するという収益モデルを築いています。

Xも発信者がサブスクに登録することで様々な機能が使えるようにしているので、Voicyも配信者に対するマネタイズを始めてもおかしくはないと思いますが、
他のプラットフォームと違うのは、パーソナリティーの質を確保するために、【審査制】にしていること。

この審査制は、情報の質を高める一方で、マネタイズを困難にしているのかもしれません。

Voicyが支援型プラットフォームから脱却するには?

代表の緒方さん自身も、数年前から収益体制に危機感を持っていたと発信されています。
そのためVoicyが今、広告導入やサブスクの開始に踏み切ったのは、ある意味で自然な流れかもしれません。

しかし現状では、Voicyは影響力のあるパーソナリティ含め、「緒方さんを応援したい」という支援者に支えられたプラットフォームという側面が強く、サービス自体の機能性や利便性で勝負できる段階にはまだ至っていないように思えます。

今後、サブスクを導入する以上は、それを超える「便利さ」「価値」を感じられるサブスク機能の設計を期待したいところですね。


次回は、広告のあり方そのものについてもう少し深掘りしてみたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今日も良い1日をお過ごしください。