Webサイトを作る際のキーワードとして「アクセシビリティ」という言葉が多く使われるようになりました。
今回は「アクセシビリティ」とは何か、Webサイトを作るときにどう活かされているのかについてまとめていきます。
アクセシビリティとは
アクセシビリティとは、障がいを持った人を含めて、すべての人が簡単に使用して楽しめることを意味します。
例えば僕たちは2階に上がるために階段を使いますが、車いすを使っている人は、階段ではなくスロープまたはエレベーターを使う必要があります。
このように、階段にスロープやエレベーターをつけたりして、アクセシビリティを確保することで、すべての人が快適に暮らせる社会になります。
アクセシビリティって実際どんなところで使われているの?
アクセシビリティの具体的な例は、目が見えない人向けの音声説明があるウェブサイトです。これは、彼らがウェブサイトを見ることができなくても、耳で聴くことで何が起こっているのか理解できるということです。
例えば、異なる種類の動物に関するウェブサイトを閲覧しているとします。
通常、各動物がどのように見えるかを見るために画像を見て、彼らについて学ぶためにテキストを読みますが、視覚障がいがある場合、画像を見ることができません。
視覚障がいのある人も含めて全ての人が動物の情報を知れるようにするには、各動物がどのように見えるかと、テキストで何を述べているかを説明する音声説明が必要です。
アクセシビリティを持ったWEB運用をするために
アクセシビリティを確保するためには、以下のようなステップがあります。
これらのステップは、誰でもアクセスできるウェブサイト、製品、または環境を作るために重要です。
- ウェブサイトの構成を簡単にする: 明確でシンプルな言葉を使用し、ウェブサイトに論理的な構造を持たせます。これにより、人々はすばやく簡単に探しているものを見つけることができます。
- キーボードでの使用が簡単なことを確認する: マウスを使用できない人は、キーボードだけを使用してウェブサイトを使えるようにする必要があります。
- 画像のaltテキストを追加する: Altテキストは、画像が見えない場合に表示される画像の説明です。これにより、視覚障がいのある人が画像に関連するものを理解できます。
- 色のコントラストを使用する: テキストと背景との間に十分なコントラストがあることを確認して、視覚障がいのある人がテキストを簡単に読めるようにします。
- 音声の説明を提供する: 音声の説明は、動画やその他のマルチメディアコンテンツに追加することができ、視覚障がいのある人が何が起こっているのかを理解するのに役立ちます。
- アシストテクノロジーでの使用が可能なことを確認する: スクリーンリーダー、拡大鏡、音声認識ソフトウェアなどのアシストテクノロジーがウェブサイトにアクセスして使用できるようにする
人類の情報源の8割が視覚情報だと言われているので、世の中の大半のものが視覚情報を発していると思いますが、
視覚が見えない人もインターネットにもっと快適にアクセスできる社会を目指して、
僕もできるところから着手していこうと思います。