木曜ドラマ「嫌われる勇気」で語られたアドラー心理学《前編》

先日、3月16日に、フジテレビ系で放送される木曜劇場「嫌われる勇気」が最終回を迎えました。原作を読んだことがあったので、興味あったドラマですが、刑事ドラマにアドラー心理学の自己啓発的な要素が加わっていて、見応えのある内容になっていました。

原作では、青年と哲人が書斎でアドラー心理学について会話を交わす形式で、アドラー心理学について書かれていましたが、このドラマでは、警視庁捜査一課八係に配属された新人刑事・青山年雄とアドラー心理学の考えに基づいて行動する刑事・安堂蘭子がバディを組んで事件を解決するという設定でした。また、警視庁のコンサルタントで、犯罪心理学の研究をしている大文字哲人教授のもとに、青山が聞きに行くことになり、原作の哲人と青年の対談が再現されていました。大文字教授の下の名前が哲人で、彼を尋ねる新人刑事の名前が雄なのは、原作から来ているのかもしれませんね。

全10話のドラマでしたが、それぞれを振り返って、各話ごとに出てきたアドラー心理学をピックアップしていこうと思います。まず第一話で語られたのは、

すべての悩みは対人関係の悩みである

というアドラー心理学の基本的な考えでした。また、アドラーは目的論を唱えていて、たとえば引きこもりの子どもがいれば、過去に辛い対人トラブルがあったからと考えるのではなく、引きこもることで親から腫物を扱うように丁寧に扱ってもらえるからだと、アドラーは考えるそうです。ドラマ「嫌われる勇気」は、この基本的な考え方を元にして、様々な対人トラブルから引きおこる事件を次々に解決していく、そんなドラマでした。

第2話では、ブラック労働の末、女性社員が自殺に追い込まれたが、会社がその事実を隠蔽し、自殺に追い込んだ上司を許せず、恋人が犯した殺人事件を解決します。ブラック労働で、やめたくてもやめれない人に対して、アドラー心理学を体現する安堂蘭子は「あなたたちは変わらないという決心をしている」と言い放ちますが、これもアドラー心理学の目的論に沿っているという。変わるのはいろいろ面倒なことが多く、変わらない方が楽だから、変わらないという決断を選んでいると。

第3話では、優等生の娘を持つ母が強烈な劣等感から殺人を犯してしまうという話で、アドラー心理学によると、競争の中にいる人は休まることがないのだそう。また本来、劣等感とは未来の理想の自分との比較からくるものだが、他人との比較によって生み出される劣等コンプレックスは、ときに嫌悪感や嫉妬を生み、悲しい出来事に発展しかねないという。さらに他人と比較して、自分が優れていると思い込むのは、優越コンプレックスで、これもアドラーは否定しています。

第4話以降については、後編をご覧ください。


ケンフィー

「人の役に立ちたい」「人をわくわくさせたい」という想いを持ち、研究活動の傍らオウンドメディアとなる「KENFEE.COM」を立ち上げ、オンラインコンテンツを提供したり、ダブルダッチやイベント企画など多様なことに取り組んでいる。

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