木曜ドラマ「嫌われる勇気」で語られたアドラー心理学《後編》

※この記事は後編です。
前編をまだ読んでいない方は、前編からお楽しみください。前編はコチラ

前編では、3月16日に最終回を迎えたドラマ「嫌われる勇気」の各回を振り返りながら、ドラマで扱われたアドラー心理学をピックアップしていました。後編では、第4話以降を振り返っていこうと思います。

第4話では、大物政治家の父が亡くなったにも関わらず、その事実を隠蔽しようとする政治家一家が描かれています。亡くなった父は娘を一家のお嬢様として溺愛していましたが、娘は父の干渉を嫌がっていました。娘が久しぶりに帰ってきて、たまたま父が病で突然倒れたときに、娘の中で父の干渉から逃れられるという気持ちが働き、救急車をよばなかったという。その後、一家の名誉や地位のために家族ぐるみで隠ぺいしたという。

「やっと狸穴家から解放された」と娘は供述するが、青山は「逃げたいと思っている時点で家に囚われている証拠じゃないですか。自由になりたければ、周りからどう思われるかを気にすることをやめちゃえばいいんですよ」という。アドラーいわく、自由になるには嫌われる勇気が必要だという。

第5話では、大文字教授のゼミのOBの一人が、夫のDVに苦しめられている元ゼミ仲間を救おうとして、ゼミで習った犯罪心理学の知識を悪用して、犯行に及んだ事件が描かれていました。二人は元々幼馴染で、小さい頃から、怪我させてしまった罪悪感から手助けをしていた仲だったそうです。しかし、その関係は大人になっても続き、今回の事件が起こりましたが、アドラーによると「相手の課題に土足で踏み込むべきでない」という。それが誰の課題なのかを分離し、他者の課題に介入しないことが大事で、それができていないと、厄介なことに発展しかねないと。また、アドラー心理学では、「何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うか」とも言っていて、今の自分がどんな状況で、どんな課題に直面しているかを把握して、今ここを生きることの大切さを語っています。

第6話では、現役アスリートを引退してジムのインストラクターをしていた男性が殺害された事件でした。お人よしで、誰かから頼られると断れない性格で、ジムで指導している女性の方から個別レッスンをお願いされていました。しかし、その女性の夫は、妻が浮気をしていると疑い、遂にはインストラクターの男性を殺害してしまう。アドラー心理学では、他者との関係を築くためには「信頼」が大切で、「信頼」とは信用と違って、無条件に信じることだという。疑えば,どんな真実でも、疑ったように見えて、対人関係に亀裂が入る恐れもあります。だからこそ、良い関係を築きたいと願うなら、無条件に信じることが必要なのかもしれないですね。

第7話では、八係を占拠して、爆弾で脅すという事件が起こりました。犯人は、元遺留物センター所属の警察官で、退官前までは真面目で表かも高かった警察官だったという。しかし、警察官という職を去り、普通の人間になると、同僚や後輩から評価されなくなり、その頃に検挙率100%で活躍している安堂蘭子に嫉妬して、立てこもり事件を起こしました。その男性は見返りを求めすぎていて、アドラー心理学によれば、「自分は共同体に属していて、誰かを信頼し、誰かに貢献し、自分らしくいてもいいと思える」感覚を持つことが大事だという。この感覚は『共同体感覚』とも呼ばれ、アドラー心理学を理解する上で欠かせないものでもあります。

アドラー心理学を解説した「嫌われる勇気」がベストセラーを記録したのも、生き方が多様化していく日本で、強く生きるためには、共同体感覚と嫌われる勇気に象徴されるアドラーの心理学が必要になってきているのかもしれません。
ケンフィー

「人の役に立ちたい」「人をわくわくさせたい」という想いを持ち、研究活動の傍らオウンドメディアとなる「KENFEE.COM」を立ち上げ、オンラインコンテンツを提供したり、ダブルダッチやイベント企画など多様なことに取り組んでいる。

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