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暗号通貨が世界で静かに広がっている——日本人が知っておくべき理由

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日本でブロックチェーンや暗号通貨が話題になったのは5〜6年前のことです。あの頃の熱狂は今やAIの話題に完全に取って代わられ、暗号通貨の話はすっかり聞かなくなりました。

しかし先日、暗号通貨系のプロジェクトに携わる方とお会いして話を聞いた時、世界に目を向けると状況がまったく違うことに気づきました。東南アジアの大手企業が関わっているプロジェクトの話、そしてある数字が特に印象に残っています。

トルコでは国民の50%が暗号通貨を保有している。

この数字を聞いた時、これは決して他人事ではないと感じました。

なぜトルコ国民の半数が暗号通貨を持つのか

トルコリラは長年にわたって激しいインフレが続いており、通貨の価値が急速に下がっています。自国の通貨を信用できない国民が、資産を守る手段として暗号通貨に向かっているのです。

国が管理できない、国境を越えて使える、発行量に上限がある——こうした暗号通貨の特性が、通貨不安を抱える国の人々にとって切実な選択肢になっています。

日本も他人事ではない

「それはトルコの話でしょ」と思う方もいるかもしれません。しかし日本の状況を冷静に見ると、似たリスクが潜んでいます。

日本は国債残高が膨大です。アメリカが金利を引き上げた時、日本がなかなか追随できなかった最大の理由がこれです。大量の国債を抱えているため、金利を上げると円の価値が一気に暴落するリスクがある。だから上げられない。

つまり日本円の価値は、ちょっとしたきっかけで大きく揺らぐリスクを常に内包しているのです。トルコリラの話は、遠い国の出来事ではありません。

「利益を期待する投資」と「資産を守る資産運用」は違う

ここで一つ、僕の考えを整理させてください。

暗号通貨の話をすると「儲かりますよ」という文脈になりがちですが、私はそこには共感していません。利益を期待してお金を動かすのは、投資というよりビジネスやギャンブルに近いと思っています。

資産運用の本来の目的は、資産を減らさないことです。

仕事やビジネスで社会に価値を提供してきた結果として積み上がった資産を、インフレや通貨の価値下落から守る。そのための手段として、暗号通貨という選択肢を知っておく——これが今、必要なことだと思っています。

資産運用で得られる配当は、長期的には年3〜4%が現実的な水準です。短期的な利益を狙うものではなく、あくまで資産を守り、長期的に少しずつ育てていくものという認識が大切です。

まず小さく始めて、理解を深める

暗号通貨に興味を持ったとして、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。むしろそれは危険です。

おすすめは、ポイントから始めることです。日々の消費で貯まったTポイントなど、暗号通貨に交換できるポイントサービスもあります。追加のお金をかけずに、実際に暗号通貨を持つ体験ができます。

あるいは1〜2万円程度の少額から始めてみることも一つの方法です。大切なのは「勧められたから買う」ではなく、自分で調べて理解した上で動くことです。身銭を少しでも切ると、真剣に勉強するようになります。

まとめ

暗号通貨は日本では一時のブームが去ったように見えますが、世界では着実に広がっています。自国通貨への不信感が高まる国々での普及は、日本円が抱えるリスクと無縁ではありません。

「買って儲ける」ためではなく、「資産を守る選択肢の一つとして理解しておく」——その姿勢で暗号通貨と向き合うことが、これからの時代には必要ではないかと思っています。

まずはポイント交換など、リスクなく体験できるところから始めてみてはいかがでしょうか。少しでも参考になれば嬉しいです。それでは、素敵な一日をお過ごしください。​​​​​​​​​​​​​​​​